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color's diary

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妻有トリエンナーレ


9月になりました。すっかり秋の気配を感じる今日この頃ですね。
今年は夏休みを満喫しました。
いつも毎月ある展示会の制作や準備に追われて、なかなかゆっくりお休みを取ることもできないでいましたが、今年は「できるだけいっぱい休もう。やることだけやったら後は休もう。明日できることは明日やろう。」をスローガンに?掲げてやっております。
今までは「今日できることは今日やる。」で、ハードワークをこなす、心身ともに頑強な自分に結構満足していたのですが、そんなことも10年続けると、(染色の道に入っては20年になります。)やはりすり減るところが出てきて、体も悲鳴を上げ始め、心にゆとりもできなくなってくるのですね。
バランスよくやっていたつもりでも・・・
感じることよりも、すぐに頭で考えるようにもなっていて、頭も体もカチカチになっていました。

創造力もしぼんでしまったかのように、なにも作りたくなくなってしまったりして、ちょっとまいりました。
かなりお気楽な人生のはずなのですが、そんな私でも、いっぱいいっぱいになって、芳しくなくなることがあるのですね。
それで、ちょっと緩めよう。昔のように(素に戻ろう)グウタラくんになろうと決めたのです。
今は複雑で面倒くさいことはしたくないと思っています。できるだけシンプルに、ありたい。
そして、今まで逆流にもめげずに必死で漕いでいた手漕ぎボートを捨てて、いかだに横たわって、川の流れに身を任せ~でいたい、とそんな心境なのです。

なんだかグウタラの言い訳のようになってしまいましたが、やっぱり忙しいと心を失うといいますか、時にはゆたゆたグウタラくんになって疲れをとることはとても大事なことだと改めて思うこの夏休みだったのです。
沢山遊んで、ゆっくりしました。

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この夏休み最後のイベントは新潟の妻有トリエンナーレ、大地の芸術祭でした。
3年に一度のこの芸術祭も今年で4回目を迎えるそうです。
今年2回目の3年ぶりの妻有でしたが、ワイルドな自然、どこまでも広がる田んぼと山里。変わらぬ日本の美しい原風景がそこにはありました。
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そして、その自然の中で、また古民家や廃校になった学校などを展示会場にして、国内外のアーティストたちによるインスタレーション。素晴らしい場所とのコラボレーションは、とても開放的で伸び伸びしていて、見る側にもそれが伝わってきます。
300か所の設置ですので、とても2~3日では回りきれませんが、短い時間の中で詰め詰めで見て回っても、その道中と展示空間が素晴らしいので、疲れることなく、とてもリフレッシュしました。
地元の人たちも芸術祭に対してとてもコミットメントが高く、みなフレンドリーで活き活きとしています。
その触れ合いも楽しみのひとつです。
現代アートを楽しく体感できる素敵なイベントです。9月13日まで開催。
by cafecocon | 2009-09-04 12:39 | リフレッシュタイム
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