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color's diary

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オープンハウス「経堂の家」

10年前、米屋の看板代りのロゴ入りタペストリーとのれんを制作するお仕事をしました。
ちょっと新しい感覚のお米屋さんで、建築家に依頼したモダンな造りの店舗でした。
その設計をされたのがION ARCHITECTSの建築家池田勝彦さんでした。

何度か池田さんの設計される家を拝見させていただきましたが、いつもモダンではありながら、温かみのあるデザインで、さりげない気品を感じます。
また、地形や土地の大きさを上手に利用しながら、住まう方の個性や要望を最大限に取り入れられた、ゆたかで自由な住宅空間を作られる建築家だな~と思います。
そしてその空間からだけでなく、ご本人とお話ししていても感じるのですが、とてもポジティブで可能性が広がっていくような印象を受けます。
良いものを熟知され、自身の好みや快適さに関しても確立している、ゆたかなシニア世代のクライアントさんが多いというのも頷けます。

昨日、池田さんが手掛けられた経堂の家を覗かせていただきました。
私のアトリエから徒歩7分という場所ですから、行かないわけにはいきません。
こちらは30代のお若いご夫婦とお子さんの、4人家族のお宅だそうです。
外観はとってもスタイリッシュです。
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木造3階建ての住宅は敷地面積32.24坪と決して大きくはありませんが、2階にはコの字の平面に囲まれたパティオがあり、光と風を感じられ、開放感あるゆたかな空間が広がっていました。
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天井の高い小上がりのお座敷も光にあふれています。
奥の窓からは、四季折々の変化を感じられるような床の間的感覚の箱庭ができる予定だそうです。
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パティオを挟んだ反対側は、奥様のご趣味というピアノが置かれ、ご主人さまのバイオリンと一緒に演奏できるライブスペースになっています。
2階はウォールナットをたくさん使われており、まるで森の中に居るような内包された安心感を感じます。

ほんのひと時でしたが、この空間に居るだけで、心からゆたかな気持ちになりました。
なんだか私もがんばろう!と前向きな気持ちになって帰ってきました。
素晴らしいお仕事を見せてくださりありがとうございました。
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by cafecocon | 2009-03-31 17:40 | 建築空間

シルクオーガンジー合わせガラスのアートワーク


昨年の11月、コクヨ品川オフィスに隣接しているコクヨ東京ショールームがリニューアルオープンされました。
「WORK@EARTH」をテーマに、地球環境を意識した働き方を提案しているエコライブオフィス。
CO2排出量を削減しつつ、ただ単に削減の追求だけでない、いかに働く人のエコ意識と創造性が高められるかを考え、取組み、実践しているライブオフィスなのです。

5階のエコライブオフィスは、本物の草木が植わったパティオのあるオフィス、
外界のガーデンに繋がり、自然光がたっぷり入る、交流スペースであるスタジオ、
テラス・ステージ・池のような水盤のある緑豊かなガーデン、この3つのゾーンで構成されています。
季節や自然の動き、仕事に合わせて居場所や働き方を変えていけるようなしくみになっています。

このオフィスとスタジオの境目になるエントランスにアートワークの依頼をいただきました。
光と風・水を感じる作品を、というリクエストで、グラデーションに染めたシルクオーガンジー2枚を重ね合わせ、3枚のガラスで挟み込んだ合わせガラスの壁面装飾品を制作しました。
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現場に設置した時、アートコーディネーターの梅浦さんが「まさにEARTH・・・」とつぶやかれ・・・コンセプトに少しは近づくことができたかなと、密かにじ~んとしてしまいました。
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写真を撮影した日は雨で、テラスの水盤に、雨の雫が十字型の光の形になって跳ね上がり、キラキラと輝いていました。とても美しい光景で思わずカメラを向けましたが、やっぱりうまく撮れませんでした。
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インスピレーションが湧き、リフレッシュできる、仕事をするのに最高の環境だと思います。
私は何か閃iいたりする時は緑の中、風に吹かれている時か、水の中や近くにいる時です。
嫌なことを忘れるのも水の近くにいる時。まさに水に流すのです。
そして光を浴びていると、前向きな気持ちになります。
光と風と緑と水は、私にとっても創造性を高めるために最も必要な要素だと思っています。

作品ですが、シルクオーガンジーの2枚重ねということで、水の動きのような、木目のような柄、モアレができるのが特徴で、これがなんともいえない奥深さを表現してくれます。
しかし、合わせガラスということもあり、素人の写真ではなかなか表現できません。
今回は建築写真がご専門のカメラマン、岩谷みちほさんに撮影をお願いしました。
撮影現場の写真も一枚。岩谷さんのブログにも掲載されています。
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また、作品設置のときにはNotho's Workshopさんに取り付け工事をお願いし、お世話になりました。
16kgと重い作品を難なく取り付ける、プロの腕前に感動。
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様々な専門家。沢山の人たちによって出来上がるひとつの空間。
その空間はそこに集まる人、使う人たちによって完成し、また変化していきます。
その一部を担わせていただけ、とても光栄です。
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by cafecocon | 2009-03-30 23:17 | アートワーク

野外展示「春らんまん✿じぶん色の手ぬぐい ひらり」


先週の土日に開催した、裾野市生涯学習センターでの手染めの手ぬぐいワークショップ。
参加者27名が制作した手ぬぐい作品の野外展示が今日29日から始まりました。
黄瀬川の河川敷にずらりと並んだ手ぬぐいです。
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今日は晴れているので、きっと富士山も眺められることでしょう。
桜は来週中頃辺りが満開でしょうか?
4月8日までの11日間。
お近くにおいでの際は是非、お散歩してみてください。

3月29日(日)~4月8日(水) 
裾野市民文化センター横 黄瀬川河川敷
さやゴト実行委員会 http://www.tacorice.net/sayagoto
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by cafecocon | 2009-03-29 15:26 | 展示会

春らんまん✿手染めの手ぬぐいワークショップ


3月21日(土)・22日(日)の2日間、静岡県裾野市にある裾野市生涯学習センターにて染色ワークショップをしてきました。
Atelier Couleur染色教室でもお教えしている捺染の技法で、春色の手ぬぐいを染めました。
午前中は小学生以上の子供の部で筆や木版を使って、手ぬぐい用のさらしの生地に自由に描いていただき、
午後は中学生以上の大人の部。型紙を彫って柄と地色の2色を染める型染めをしました。
参加者は22名の方々とこのワークショップの企画・実行委員会のスタッフメンバー5名の合計27名。
デザインを起こし、そこから、型染め用の型紙を彫り、色糊をのせ、最後に地色を染めて仕上げるという沢山の工程を経てできる捺染。
2日間、みっちり作業をしなくてはいけません。
それでも全部で約8時間という短い時間の制約の中にも関わらず、参加した方々は、しっかりご自分の自己表現をされて、素晴らしい作品を創り上げました。
その時閃いたイメージをあきらめず、困難な型彫りにもめげずに取り組む皆さんの姿に感動しました。

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思い思いに筆を走らせる小学生の皆さん。
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色糊を筆につけて、布に描いている小さなアーティスト、タイトル「ハワイの花」を制作中。
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一日目の作業、柄の色置きが完了しました。
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2日目の地色を染めるしごきの作業を経て完成した作品です。
なんてイキイキ、のびのびしているのでしょう。みんな素晴らしいアーティストです。

こちらは大人の部に参加した方々の完成作品。
蒸して水洗いをした後、干しているところです。
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27名の個性輝く作品たち。
Atelier Couleurの仲間たちの作品もジョイントして、
3月29日(日)~4月8日(水)まで、裾野市市民センター横の黄瀬川河川敷にて野外展示されます。
桜並木の桜が満開になる頃です。
晴れれば、富士山が目の前に望めるという気持のよいロケーション。
桜と富士と手ぬぐいと・・・眺めながら、ぜひお散歩してください。

最後に、このワークショップを企画・運営しているさやゴト実行委員会の委員長、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
準備や作業に丸3日間、お仕事もありながら、早朝から夜遅くまで時間と情熱を費やし、静かに爽やかに力を注いでくださいました。
皆さんのサポートなしではこの手間のかかる捺染の出張ワークショップはあり得なかったと思います。
参加者、スタッフ、生涯学習センターの皆さんの全員で創りり上げた手ぬぐいワークショップと展示会。
皆さんと一緒にクリエイティブな時間を共有できたこと、本当に嬉しく思います。
ありがとうございました。

主催:さやゴト実行委員会・裾野市青年団連絡協議会
後援:裾野市教育委員会
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by cafecocon | 2009-03-23 21:11 | 染色ワークショップ

ヤマシタリョウめがね展


眼鏡作家ヤマシタリョウさんの個展のオープニングに行ってきました。
鉄と竹で創られたその眼鏡は、洋と和、伝統と現代、そして未来をも感じるような統合された美しいカタチをしていました。
日本の文様的なものや宗教的な懐かしいものを感じるのですが、
とにかくそれは見たことのない眼鏡なのです。
素材の持ち味を知りつくりし、計算しつくされて創っているものなのだろうと思います。
まずは見て、これは芸術品のうよう、と思いました。
ですが、肩の凝らないとても身近な、芸術品。
自分の部屋にも飾りたいと感じます。
眼鏡って、もちろん人が身に付けるものですから、人に近いモノといえますが、
ヤマシタさんの作品は、それだけで人が見えてくるような、そして、その背景や気配が感じられるようなモノなのです。
そのモノだけで、そこに取り巻く色々な物を感じられるというのは、やはりそれが芸術品だからだと思いました。
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板に移る影も美しいです。
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「どうぞ実際にかけてみてね」
と言われて、せっかくなので恐る恐る?かけてみました。
これがとっても軽い。そして、こんなにモノ自体の存在感があるのに、自分の顔にす~っと馴染んで、全く違和感がないのです。
それでいてさりげなく個性を出してくれるような・・・
自分に似合う眼鏡も見つけてしまいました。
ちょっと意外で楽しい瞬間でした。
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ヤマシタさんは国内外でご活動されており、眼鏡において初めてオートクチュールを確立した方です。プロダクト的なタイプもあるようです。

ヤマシタリョウめがね展 2009年3月10日(火)~19日(木)
Gallery 蓮 http://www.renkagabo.com
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by cafecocon | 2009-03-11 12:22 | 展示会

月宿る


前回の空の写真シリーズ?第2段。
「薄明」から暮れて、夜の初めの頃、「月宿る」です。
夜の幕が下りて辺りが完全に暗くなり、月明かりが一層白く輝いてきました。
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ほとんど闇に隠れてしまって、写真の意味がないようですが・・・
この空の色を翌日にシルクタフタに染めつけてみました。
シルクタフタの光沢ある素材に染めつけた色はしっとりとした上品な輝きがあります。
照明の光が布から透けて、月のように輝いています。
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墨色のグラデーションに刷毛で染めています。(引き染めといいます。)
乾いては塗り、乾いては塗りを6回ほど繰り返し色を出しています。
スペースの問題で、一日に2着分(2.2mを2枚)ほどしか染められません・・・
7月7日から開催される日本橋三越での展示会で、限定品の巻きスカートとなって登場する予定です。
展示会のお知らせはAtelier CouleurのHP・Newsをどうぞご覧ください。
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by cafecocon | 2009-03-07 15:06 | 空の色

薄明


太陽が地平線に沈んでからもまだしばらくは薄明るい時間、薄明。
今日は風が強かくて、洗濯物が屋上でびらびらしていましたが、取り込む時にふと空を見ると、美しい色彩が広がっていました。
あの強風が汚れを全部吹き飛ばしたかのようです。
思わずわぁっと声を上げて、沁み入ってしまいました。
なんともドラマティックなグラデーションです。
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お洗濯物を干すときには憎たらしいと思った風ですが、感謝の気持ちに変わりました。
自然の織りなす風景や色彩は、本当に素晴らしいです。
とても真似はできませんが、このじじ~んとした気持ちを大切に、
こんな色の布をまた染めようと思います。
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by cafecocon | 2009-03-02 23:22 | 空の色