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color's diary

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カテゴリ:モノづくり( 7 )

シルクオーガンジー引き染めグラデーションタペストリー


日曜日から染めていた、引き染めグラデーションのシルクオーガンジーが2枚、蒸して色を定着させて出来上がりました。
夕映え色と薄暮れ色の2枚。
2枚重ねた二重のタペストリーは光が透過するとモワレができ、自然の空模様のようにゆらゆら、キラキラ輝きます。
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この光を感じて、自分でもドキドキしちゃいました。
自画自賛ですが・・・この自分の作ったものに感動出来ることが大切に思います。
自分がドキドキ・ワクワクしないものは、人も伝わりませんし、やっぱり喜んではいただけません。
ドキドキしたり、思わず笑みがこぼれたら、よくできた!という感じです。
年を重ねていくと、色々なことに慣れてきて、感動が薄れるとよく言われますが・・・
確かにそういうことを時々感じる様になってきてしまいました。
しかしながら、まだまだ、いやいや死ぬまでずっと、感動して生きていたいものです。
自然が織りなす美しい色彩や景色、自然や宇宙との繋がり、人と人との心の繋がり・・・
そういうことを大切に、感動しながら、そしてそれを人と分かち合いながら、ずっとクリエイティブに生きていきたいなぁと思います。
このタペストリーは次回の展示会、日本橋三越本店「デザインタイトTOKYO」で飾る予定です。
ぜひ見にいらしてください。
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by cafecocon | 2011-10-18 17:57 | モノづくり

シルクオーガンジー引き染めグラデーション


10.26(水)~11.1(火)まで日本橋三越本店・本館5階のリニューアルされたspace#5で展示会が始まります。
デザインタイトTOKYOと同時期開催でタイトルは「やさしい時を刻むモノたち」
木工家具や木の時計、和紙アート、ガラスやバック、ルームウエアなどを制作する作家とのジョイント展です。
タペストリーや間仕切り、クッションやバック、ランチョンマットやコースターなどのテーブルリネンとスカーフやマフラー、羽織物など、衣・食・住の様々なシーンを彩り、ゆたかに楽しむアイテムを色とりどり出品いたします。
今日はシルクオーガンジーの間仕切りを制作しています。
秋の夕方の日の暮れる薄暗い時分、ほんの一瞬すみれ色に近い青に染まる頃の空の色「夕暮れ」
夕日を浴びてあたりが美しく煌めいて見える頃、「夕映え」
2枚の色彩をグラデーションに刷毛で染める引き染めの技法です。
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あともう1回塗っておしまいです。
明日は蒸して色を定着させて仕上がります。
展示会場の真ん中に天井から吊り下げる予定で、手前に永田哲也さんの和紙アートがしつらえる予定です。
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by cafecocon | 2011-10-16 23:47 | モノづくり

米沢の那須野織物さん


昨日は山形県の米沢に日帰り出張いたしました。
2009年の秋に作ったカシミア×シルクオーガンジーの風通織ストール。
Atelier Couleurのオリジナルデザインで、米沢の那須野織物さんに織っていただいているコラボレーションの生地です。
25cm巾、50cm巾、90cm巾に長さが190cmの3パターンのサイズのスカーフ&ストールに仕立てて、六本木ミッドタウン内のワイスワイストゥールスとアトリエショップや展示会で販売されています。
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この秋は黒(Noir)とオリーブグリーン(Olive)の新色2色を出す予定で、昨日はその打合せと雑誌の取材も兼ねて訪れました。
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経糸にシルクオーガンジー(生糸)、横糸の表はカシミア、裏は生糸と絹紡糸を複雑に混ぜ合わせています。
佐藤律子の感性と、那須野織物さんの長年の経験と技術によってできた、他にはないデザインです。
那須野織物さんは、知識がないからこそ言えてしまう私の我儘な発想をしっかり受け止めくださいます。
しかも最小ロットで、儲けも最小・・・ないのに、「律子さんの感性が素晴らしいからだ~一緒にモノ作るのが楽しいからだ~」と行って、楽しんで引き受けてくださる。
那須野さんご夫婦は根っからのクリエーター。
モノづくり魂を持った方なのです。
このお2人なくして、私のクリエイトもあり得ませんでした。
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こちらは工房の一部。
今秋に発売するカシミア×シルクオーガンジー風通織ストールの黒バージョンの経糸に使われる生糸です。
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蜘蛛の巣の糸のような細さの生糸を一本一本手作業で筬に通し、この機会に巻きつけて経糸を形成します。
気の遠くなるような作業・・・頭が下がります。
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戦後からずっと使っている那須野織物さんの織り機や道具は、大切に使われ、手入れされて今でも味わい深くぴかぴかに輝いています。
限りなく手作業に近いこの織り機は、手織りのような空気をはらんだ風合いのある仕上がりになるそうです。
それが那須野織物さんの持ち味になっているのだと思います。
機械織りであっても味わい深いのです。
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この機械でカシミア×シルクオーガンジー風通織が織られます。
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紋紙の穴の開け方を教えてくれる那須野さん。
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工夫して作られ、長年使っている道具の数々。
同じモノづくりでありながら、その情熱を持続されてきたことに畏敬の念を感じざるを得ません。
そして色々御苦労されながらも、この底抜けに明るく爽やかなお人柄。
「ありがとう。那須野さん...」
お2人に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱい。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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by cafecocon | 2011-07-28 16:13 | モノづくり

カシミア×シルクオーガンジー風通織ストール


2009年秋に制作したカシミア×シルクオーガンジーの風通織ストール。
Atelier Couleurのオリジナルデザインで山形県・米沢の那須野織物さんで織って頂いています。
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アトリエショップと六本木ミッドタウン内のWise Wise Toules で取り扱っており、20代から70代のオシャレな老若男女に地味に人気の商品です。
軽くて暖かい素材、リバーシブルなのでカジュアル・ドレスアップ、お着物やスーツなど様々なシーンで、季節問わずお使いいただけます。ご旅行にも便利です。
今秋、新色2色を展開する予定で、只今色彩計画中。
7月27日(水)はその打ち合わせとミッドタウンの会員向け小冊子の取材で米沢へ出張します。
26日(火)・27日(水)はお店も臨時休業となりますのでよろしくお願いいたします。

Couleur Shop Coconの臨時休業のお知らせ
7月22日(金) 12:00~15:00までの営業
7月24日(日)・25日(月)定休日
7月26日(火)・27日(水)臨時休業

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by cafecocon | 2011-07-21 19:21 | モノづくり

カメラマン岩谷みちほさんの仕事場から


展示会動画作品集を作ってくださった、岩谷みちほさんの仕事場をぱちり。
只今Atelier Couleurの動画を制作中。
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煙草を片手にMacを操作するみちほさん、かっこいい。
パソコン苦手な私は、ちんぷんかんぷん。尊敬しちゃいます。
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日曜日の午後、ビールを飲みながら、写真の選定。
そのうち、日が暮れて、14階の窓の外には築地の夜景と満月が。
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出番のなくなった私は、心地よくなって、全てをみちほさんに任せたまま小上がりですやすやと眠り呆けてしました。
みちほさん、本当にすみません。
そして、ありがとうございました。
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by cafecocon | 2010-11-27 12:29 | モノづくり

輪島の漆器 キリモトさん 


5年ほど前に、大阪梅田阪急で開催された、栽景作家の小林健二さんプロデュースのジョイント展、Tokyo Creator's Galleryでご一緒したキリモトの桐本泰一さんは、輪島の朴生地やさん、桐本木工所で、漆関係のモノをデザイン・プロデュースしています。
漆器は、素になる朴生地・椀生地、それに加工や装飾をしていく塗り・蒔絵・漆絵と、沢山の工程を経て作り上げるのですが、それぞれに専門の職人さんがいて、桐本さんは生業の木地行を営みながら、その職人さんたちと一緒に、創作活動しておられます。
漆器だけにとどまらず、その様々な漆の技法を生かして、建築素材(床や壁など)や家具、日常小物や生活雑具など現代の生活に活きるモノをデザイン・制作をしています。

お椀なども、デザインが洗練されていて、素敵なんです。
5年前の展示会で目をつけていた朱塗りの杉椀も、3年後にやっとゲットン。やっぱり、このお椀でお味噌汁を飲むと、一味違うような・・・幸せな気持ちになる自慢の逸品です。
アイスクリームとか、あんみつとかのデザートを盛ってもよいんです。

東京での常設店は日本橋三越本館7階のJ・スピリッツ。その他、色々な素敵なスペースで、素敵な企画展もされています。
そして、この度、半蔵門線の清澄白川に小さな工房と商談スペースのあるショールーム、東京事務所・うるしの事務室を開設されたとのことで、早速お邪魔してきました。
のらくろ商店街近く、築30年ほどのいい感じのアパートの一室。
中に入るとそこは、本当にうるしの間。
拭き漆の床に壁面は様々な技法で塗られた漆のパネル。漆のダイニングテーブルに、拭き漆のスツール。
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なんだか落ち着くんですよね。ここでパソコンをやっても、電磁波防止になりそうな?疲れなさそうなそんな感じがしました。
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和紙や麻布を張った上から漆を掛けている漆のパネル。
乾いては塗り、乾いては塗りを何工程も、また、時間をかけて乾かす為、塗料や染料、絵の具では出せない、しっとりとした艶が、なんともいえない落ち着きと色気を醸し出しています。
漆独特のこの色彩とテクスチャーだけで、気品漂う装飾品にもなります。
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油モノや生モノ、汁汁のモノをのせても大丈夫!という拭き漆のトレイ。早速友人とのパーティーで活躍。
今度は天ぷらや、手毬寿司みたいなものを盛りたいな・・・と思っています。パンやチーズもよいですね。

木という素材。日本の漆の色。この繊細な工芸品は、日本の自慢です。
そして、現代の生活の中で幅広く、楽しく、伸び伸び使える、自由で丈夫な漆器。
若手職人さんを抱えて、東奔西走、走り回る桐本さん、これからも益々素敵なモノ・空間を作ってくださいね。
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by cafecocon | 2009-08-27 23:07 | モノづくり

米沢


先日、秋冬用の生地の制作のため、山形県 米沢にある那須野織物さんに行ってきました。
売上ることよりも、よい出会いと縁を大切にし、おもしろいモノつくりたいとおっしゃる那須野さん。
私のように小さく細かなお仕事でも、おもしろがって引き受けてくださる織物やさんです。
根っからのクリエーター、モノづくりである那須野さんは、知らぬが仏で、こんなモノが作りたいと我ままをいう私の思いを尊重してくださり、それにできる限り近づくように、力を注いでくださいます。
米沢に通い始めて4年、シルクオーガンジーの風通生地など、オリジナルの素敵な生地を作っていただいています。
今年はカシミア+シルクのストールを作りたいと思い、那須野さんに相談してきました。

夜はご自宅で日本一の米沢牛と奥さんが手がける自家菜園お野菜の焼き肉でおもてなしを頂きました。
お友達が作られた手作りワインがこれまた美味しくって、食い意地の張っている私はお腹がぽんぽこりんになるほど頂きました。
地元で丹精込めて作られたもののおいしさ・・・最高の贅沢です。
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自家菜園はもう、30年の歴。
ハクビシンに荒されたりと色々ありながらも、美味しい野菜とお米をご自分の畑で作り続けているそうです。
厳しい自然との共存をしながら、知識と知恵と感性で育む生活。
本当の人間らしい営みと、豊かさがそこにはあるなと思いました。
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青々と瑞々しい田んぼが広がり、四方山に囲まれた米沢の風景。お昼に頂いた美味しいお蕎麦屋さんから。

お肉をたくさん頂いたけど、翌朝は全然もたれず、気分爽快で目覚め。
ご主人特製の玉ねぎ・ピーマン・トマト・きゅうり・パセリとバナナの入ったサラダ。
自家製のトマトジュースにトーストの朝食で、元気はつらつです。
「このサラダを食べると一日調子がいいんだ」というご主人。
そして、朝から工場で職人さんを交えての、新しい生地づくりの企画会議。
「いや、こういったことは始めてのケースだな。これができたらおもしろいな。どうしたらできるかな」
みんなであれやこれやと案を出し合い、真摯に向き合ってくださいます。
素晴らしいモノづくり精神と地に足のついた生活。
私もこの東京で地に足付けて、私のできることをやっていこうと思わされます。

失いかけている日本のモノづくりの現状。
失っていくものを止めることはできないけれど、一筋でも希望がある限り、一緒に作ってくれる人がいる限り、そして喜んでくれる人が少しでもいる限り、作っていきたい・・・と思います。
今年もきっと素敵な生地ができると思います。
今秋にはストールとして登場する予定です。どうぞお楽しみに。
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by cafecocon | 2009-08-10 00:48 | モノづくり