6月13日から7月5日までちょっと早めのバカンスで、フランス・スペインの旅に出かけていました。
今回の旅は自然と人に触れるゆったりのんびり旅で、身も心もリフレッシュしました。
ハードワークで一時は使えなくなるほど痛めた右腕も、旅の途中からすっかり忘れてしまうほど。
痛いところもすっかり取れて、溜まっていた垢も落ちるようなクリーンアップの旅でした。
23日間のこの旅は3部に分かれていました。
第1部はフランス南部のCanal de Midi(ミディ運河)の船旅。
第2部はスペインバルセロナでの生活とバレンシアへの小旅行。
第3部はパリとパリ郊外の村ゲラルドンへの小旅行。
先ずは第1部から、シェアしたいと思います。
パリ乗り継ぎでフランス南部、ピレネー山脈の麓にあたる第3番目の都市トゥールーズに、予定より2日遅れで到着。(エールフランスが欠航したために2日間足止めされてしまったのでした。)
運河の船旅にはギリギリ間に合って、ナルボンヌという町から船は出発しました。
フランス語学校のご学友?で20年来のお付き合いになる友人の旦那さんはトゥールーズの出身。
彼のオーガナイズで10人のメンバーを募い、10人乗りの船をチャーターしました。
ここから出発。5泊6日の船旅です。
こんな運河の水路を自転車よりもゆっくりと走ってゆきます。
免許もいらないので、最初にレクチャーを受ければ誰でも運転することができます。
いくつもの水門を開けたり閉めたりして、水位を変えて進んでいきます。
水門の脇にはECLUSEと呼ばれる水門番小屋みたいなのが必ずあります。
今はボタン一つで水門は開閉しますが、昔は手動だったのでここに必ず門番さんがいたのですね。
ある日の夜はこんなところで宿泊しました。
運河の両脇はずっとプラタナスの並木道になっています。
その向こうにはラングドックのワイン畑や麦畑が広がっています。
水と風を感じながら、朝日と共に目覚めます。
小さなかわいらしい村がいっぱい、好きなところで船を繋いで停泊します。
ここは水上のエピスリ。食材や雑貨が売っているお店です。
ワインのカーブもいっぱい。酔っ払うほど試飲をして、好きなのを選んで調達します。
船の中にはキッチンもあるので、そこで作ったり、レストランで食べたり、その日に今日のゴハンはどうするか、みんなで相談して決めます。
考えるのは船のコースとその日の食事のことだけ。
後はのんびり風を仰ぎながら、木漏れ日の中でぼへ~。
もちろん、水門では船を陸とつなぐ作業もあるので、結構忙しかったりします。
南ヨーロッパの夏時間は10時過ぎまで明るいのです。
ちょうど夜ごはんが終わる頃に夕日も落ち始めます。
一日が長~くゆっくり楽しめるこの時季は旅にも最高です。
次回は船での食事をUPします!