料理研究家・
井上敬子先生のお料理を昨日もご相伴に与りました。
お友達がスイスから一時帰国されるということで、敬子先生のお宅にお招きいただきました。
もう一人の桂子さんと私とは12年ぶりの再会。
毎年ドイツやスイスからこの時季になると心温まるメッセージとカードを送ってくださっていた桂子さん。
今年はお目にかかれて感激でした。
そして、この嬉しい再会をエスニック料理でもてなしてくださいました。
なぜエスニックになったかと言いますと・・・
以前ご夫婦で旅したバリ島で買い求めてきた陶磁器のお皿たちが、まだ日の目に当たっていないとその日の朝、ご主人さまが思い出し、それを使うお料理にしよう・・・ということでエスニックに決まったそうです。
色々な国での旅の思い出話を伺ったり、その時出逢った思い出の品を見せていただくのもまた楽しみの一つです。
今回もユニークで楽しいお皿たちも楽しみながら・・・
先ずは前菜・・・波のような珍しい形の器には白菜の甘酢漬け、甘くておいし~人参のきんぴら、ウイキョウ(フェンネル)のきんぴら、鯛とイカ、アボガドのライム和え、サルデーニアのボッタルガ(大根で挟んで)が綺麗に盛り付けられて。
食前にAlsace Grand Cru Schoenenbourg 2004(美味しい!)をいただいた後、お料理と一緒にいただいたのはフランスローヌで日本人が造っているビオの微発泡酒 SUR LATTETES La Grande Colline。
お料理との相性も楽しく美味しい。
ワイングラスではなくシードルのように陶器でいただくのがまた楽しかったです。
器は唐津で作陶されている
中里太亀氏の作品。
Atelier Couleurの麻のコースターも使ってくださっています!
お花を生けているのはガラス作家鶴田安芸子さんの片口。
2品目は秋刀魚の香味蒲焼。(ネギとショウガのみじん切りを間に挟み、醤油で下味をした後お粉を付けてソテーしています。)食欲の湧く香りとお味は白いごはんも進みそうです。
シンプルなワンタンスープはやさし~お味。パクチーがまた美味しい。
タイ風牛肉のサラダ、鶏手羽先の甘酢だれ、鶏の酒蒸し柚子胡椒添え。
この辺りから南仏ミネルヴォワのビオワイン、Courbissac Minervois 2006をいただきました。
ラズベリーのような香りのする爽やかな赤ワインはとっても好みの味で美味しかったです。
一生の内で飲んだ赤ワインベスト3に入ります!
デザートにはラ・フランスの赤ワイン煮(器は
中里太亀氏)、唐津の松露饅頭、萬珍樓の月餅。
最後はお抹茶を点ててくださり、細川護光氏作の抹茶椀でいただきました。
今日もまた飲んで食べて笑って、(ちょっと歌って・・・)幸せでした。
W・Keiko様、ご主人様、素敵な時間をありがとうございました。